時刻同期のChrony徹底解説

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Chronyとは

Chronyは、Linuxシステムで正確な時刻同期を実現するためのデーモンです。NTP(Network Time Protocol)に基づきつつ、従来のntpdよりも高速かつ柔軟に動作します。

主な特徴

  • 高速な同期:システム起動直後やネットワークが不安定な環境でも短時間で正確な時刻に合わせられます。
  • 低消費電力:必要なときだけサーバーに問い合わせ、アイドル時は通信を最小限に抑えます。
  • オフライン動作:ローカルのハードウェアクロックや過去の測定データを活用し、外部サーバーが利用できない時にも時刻を維持します。

基本的なインストールと設定

インストール

sudo apt update
sudo apt install chrony

設定ファイルのポイント

/etc/chrony/chrony.conf を編集します。主なディレクティブは以下の通りです。

# NTPサーバーの指定
server ntp.nict.jp iburst

# ローカルネットワークからのアクセス許可
allow 192.168.0.0/16

# 時刻の記録設定
log tracking measurements statistics

サービスの管理

  • 起動・有効化: sudo systemctl enable --now chronyd
  • 状態確認: chronyc tracking
  • 同期サーバー一覧: chronyc sources -v

トラブルシューティングのヒント

  • ファイアウォールでUDP 123がブロックされていないか確認する。
  • systemd のタイムアウト設定が原因で起動が遅れることがある。
  • chronyd のログを /var/log/chrony で確認し、エラーコードを検索する。

まとめ

Chronyは、従来の ntpd に比べて高速・高精度・軽量というメリットがあり、サーバーだけでなくデスクトップや組み込み機器でも広く利用されています。正しい設定と定期的な確認を行うことで、システム時刻の信頼性を大幅に向上させることができます。