filebrowserの概要
filebrowserは、Web ブラウザ上でファイルの閲覧・管理ができるオープンソースのツールです。サーバー上のディレクトリ構造を可視化し、アップロード・ダウンロード・削除・名前変更などの操作を直感的な UI で実行できます。軽量で Docker コンテナとしても配布されているため、開発環境から本番サーバまで幅広く導入されています。
主な機能
- ファイルのブラウジング:階層構造をツリー表示し、画像やテキストのプレビューが可能。
- アップロード/ダウンロード:ドラッグ&ドロップやマルチファイル選択に対応。
- 権限管理:ユーザーごとに閲覧・編集・管理権限を細かく設定。
- 検索機能:ファイル名や拡張子でリアルタイム検索。
- 設定のカスタマイズ:テーマ変更や言語設定、隠しファイルの表示オプションなど。
インストール方法
最も手軽な方法は Docker を利用することです。以下のコマンドを実行するだけでコンテナが起動します。
docker run -d \
-p 8080:80 \
-v /path/to/data:/srv \
--name filebrowser \
filebrowser/filebrowser:latest
Docker が使えない環境では、バイナリを直接ダウンロードして実行することも可能です。
wget https://github.com/filebrowser/filebrowser/releases/download/v2.30.0/linux-amd64-filebrowser.tar.gz
tar -xzf linux-amd64-filebrowser.tar.gz
./filebrowser -r /path/to/data -p 8080
基本的な使い方
1. 初回アクセスと管理者設定
ブラウザで http://localhost:8080 にアクセスすると、初期セットアップ画面が表示されます。ユーザー名、パスワード、データベースファイルの保存場所を設定すれば管理者アカウントが作成されます。
2. ユーザーと権限の追加
管理画面の「Users」メニューから新規ユーザーを作成し、対象ディレクトリと権限レベル(閲覧のみ、書き込み可、管理者)を割り当てます。
3. ファイル操作の実例
- ファイルをアップロードするには、画面上部の「Upload」ボタンをクリックし、ローカルファイルを選択します。
- ディレクトリを作成するには、対象フォルダで右クリックし「New Folder」を選びます。
- ファイル名を変更したい場合は、対象ファイルを選択後「Rename」をクリックします。
セキュリティ上のポイント
- 必ず HTTPS 経由でアクセスし、認証情報が平文で送信されないようにします。
- 管理者以外のユーザーには最小限の権限だけを付与し、不要なディレクトリへのアクセスを防ぎます。
- 定期的にデータベースファイル(filebrowser.db)をバックアップし、脆弱性が報告された場合は速やかにバージョンアップします。
まとめ
filebrowserは、サーバー上のファイル管理を手軽に実現できる便利なツールです。Docker での簡単デプロイ、柔軟な権限設定、豊富なプレビュー機能により、開発者だけでなく運用担当者にも適しています。導入時は HTTPS と権限管理を徹底し、安全に運用しましょう。